コラム

2022.11.09ランダムノート

【プロポリスが慢性疾患に発揮する5つの効果】いくつもの効果が期待されていますよ

長野県蓼科 横谷渓谷の王滝

プロポリスは天然の健康補完食品です。
期待される効用は幅広く紀元前から使われています。
プロポリスの主な効用は免疫機能を力強くサポートすることです。
にもかかわらずプロポリスはローヤルゼリーに比べあまり馴染みがないかもしれませんね。
ですがより手頃な健康補完食品です。
そのプロポリスの幅広い効用と、それが発揮されるみなもとについてまずはご紹介いたします。

◆はじめに 今回のコラムのポイント

プロポリスは健康保管食品として優秀です
医薬品ではありませんが太古では薬でした
優れた効用も文献で検証されつつあります
今回ご紹介するポイントは次の通りです

5つの効用① 抗酸化性
② 血糖値コントロール
③ 認知症の改善
④ 抗菌性
⑤ 歯周病対策
効用を導く根拠① ポリフェノールが豊富
② 吸収されやすい形のポリフェノール
注目される背景① 植物から作られる天然素材(人工合成ではない)
② ポリフェノールを高濃度で含む
③ ポリフェノールを吸収されやすい形で含む
④ 太古より薬として使われていた実績

5つの効用は医療系の文献で検証結果が出ている具体的な項目です
全ての効用を文献が示す根拠と一緒に今回ご紹介するにはさすがに量が多くなります。
一つづつ別のコラムでご紹介しております。
ご興味のある効用についてご参考になれば。

それでは効用の根拠と注目背景について順に説明を続けます。

◆プロポリスがもたらす効用の根拠

5つの効用をご覧になってお分かりかと思いますが
糖尿病や認知症、歯周病の改善効果
など慢性疾患にも効果が及びます。

本当に?ちょっとおおげさなのでは?
と思われたかもしれませんね(笑)
ですが5つの効用の根拠はとてもシンプルです

*答えは豊富なポリフェノールです
*しかもかなりの高濃度です

野菜や果物を高濃度で食べるのに近い感じです。
先ほど述べた5つの効用も元をたどれば抗酸化性が大きなカギを握っています。
ポリフェノールがもたらす抗酸化性がプロポリスの効用の源です。

◆健康補完食品としてのプロポリスの背景

プロポリスが注目される背景としては次のようなポイントがあります。

*植物から作られる天然素材
*ポリフェノールを高濃度で含む

*ポリフェノールを吸収されやすい形で含む
*太古より薬として使われていた実績

プロポリスが医療系の文献でも採用される大きな理由は何と言っても
植物由来の天然素材であり
ポリフェノールを豊富に含む
ことでしょう。
これらは先に述べた慢性疾患へ対処するまさに健康補完食品として有益であると期待されている理由です。

それでは4つの背景について順に続けます

◆プロポリスのもとは植物です

プロポリスは天然の食品です。
植物の若葉、芽、花粉、樹皮をみつばちが加工します。
加工は主にみつばちの唾液の酵素と体から出されるミツロウで行います。
これらでのり状に加工されたものがプロポリスで、巣の壁やすきまに塗られます。

みつばちの巣は高温多湿になるので細菌が発生しやすくなります。
それを防ぐ役目がプロポリスです。
どうしてプロポリスが細菌に対して防御ができるのでしょう?
それは植物のもつポリフェノールのおかげです。
別のコラムでご紹介していますが、実際にプロポリスの抗菌性は確認されています。

プロポリスはもともと黒い塊ですが、主にアルコールを使い有効成分を抽出します。
ちょうどラベンダーなどハーブ類を水蒸気でエッセンシャルオイルを抽出するのと原理は同じです。

ですので純粋なアロマオイルと同様に人工的な加工はされていません
単に塊から有効成分を抽出した液体です。

ポリフェノールは強い味方です

植物は自らを守るためポリフェノールをまとっています。
動物の様に動けないので日中ずっと強い日差しに耐えなければなりません。

ひとは呼吸し酸素を取り込みますので体が酸化するリスクといつも隣り合わせです。
ですので野菜や果物を多く食べポリフェノールの抗酸化作用を免疫に活かすことになります。

プロポリスはみつばちが植物の若葉、芽、花粉、樹皮を集め作ったものです。
材料が天然植物なのでそのポリフェノールを受け継ぐわけです。
しかも驚くほどの高濃度ですよ。

◆ポリフェノールを高濃度で含みます

プロポリスの効用の源はポリフェノールです
しかも目を見張るほどの高濃度です。
普通の野菜のほぼ100倍程度含んでいます。
含有量が多い大豆と比べても約90倍程度です

日本補完代替医療学会誌 第2巻 第1号
2005年2月 45-57

によると中国、南米産プロポリス
15サンプルのうち12サンプルで
最低100g中22gのフラボノイド
が含まれていたそうです。
(フラボノイドはポリフェノールの一つ)

農林水産省サイト
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

によると大豆の大豆イソフラボンの量は
100g中約250mgが平均値
(大豆イソフラボンはポリフェノール)

プロポリス100g中22g
大豆100g中250㎎

つまり有名な大豆より約90倍含んでいます

◆吸収されやすいポリフェノールの形

さらに先ほどの文献によると、もう一つとても大切な特徴をプロポリスは持っています。
プロポリスはポリフェノールを吸収されやすい形で含んでいるのです。

植物の持つポリフェノールはほとんどがそのままでは体に吸収されません
糖とくっついた形で吸収を邪魔するのです。
これを配糖体(グリコシド)と呼ぶそうです。

一方プロポリスは既に糖が外れた形でポリフェノールを含んでいます
なので体に吸収されやすいのです。
ちなみに、ポリフェノールが糖と離れた形をアグリゴンと呼ぶそうです。

薬品の発展前のプロポリスは貴重でした

医療の進化と石油化学の発展により薬品開発は目覚ましく成長しました。
特に抗生物質の発見は大きい進歩でした。
そのため天然素材はその陰に隠れプロポリスも機会が少なくなりました。

しかも薬品は数々の試験と検討が行われ世に出されるので圧倒的な信頼感と安全性がうたわれます。
一方プロポリスは近年でこそ研究発表が行われポジティブな結果が出始めていますが、まだまだ検証例の数が少ないのが実情です。

紀元前の大昔から使われ重宝されていた事実は現在のところ過去の栄光として忘れられています(泣)
<ご参考>太古より使われていたプロポリス

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