コラム

2021.12.04フード&ヘルス

【ビフィズス菌が喜ぶ蜂蜜】良好な腸内環境は体の免疫機能を高めます。

北海道
北海道 大雪山系

腸内環境を整えることはとても大切です。
体の免疫力を高める鍵を握っています。
そして免疫力だけではないと分かってきました。
腸脳関係と呼ばれる脳神経との関わりです。
これが睡眠や幸福感などにも影響しています。
そんな腸内環境の主役でもあるビフィズス菌。
ハチミツはビフィズス菌を増やしてくれます。
ではどうしてハチミツが良いのでしょう。
今回はハチミツとビフィズス菌のお話です。

◆ハチミツに含まれるグルコン酸がポイント

ヨーグルトを食べる時、ハチミツをスプーン一杯加えるとビフィズス菌をサポートできますよ。
それはハチミツに含まれているグルコン酸の働きなんですね。
 
グルコン酸は1878年、フランスで乳酸発酵の研究中に発見されたと言われ、
天然ではハチミツやワイン、酢、米、味噌
などに少量存在していることが知られています。
 
ではこのグルコン酸がどうしてビフィズス菌をサポートするのでしょうか。
それは腸での吸収の仕組みにあるんですね。
 
◆ビフィズス菌は大腸をすみかに
 
普通ブドウ糖や有機酸などの養分はほとんど小腸で吸収されます。
ところがこのグルコン酸は小腸でほとんど吸収されず約8割は大腸に到達します。
 
一方、腸内フローラの主役であるビフィズス菌のすみかは小腸ではなく大腸です。
なので大腸まで届くグルコン酸が養分となり、ビフィズス菌を増やすことに一役買っているわけなんですね。
実はグルコン酸は、ビフィズス菌を増やすことが知られている唯一の有機と言われているのですよ。
なので、ビフィズス菌のためにヨーグルトだけではなくハチミツを加えると更に効果が高まります。
 

◆体の免疫機能の6割~7割は腸でコントロール

体の免疫機能の6割~7割は腸が差配していると言われています。
腸内環境を整える事は免疫機能を高め体の防御機能を整えることに繋がります。

また免疫機能が整うということは、体の防御機能の一部が過剰反応を起こす各種アレルギーの緩和にも通じます。
例えばアトピー皮膚炎に悩まされている方々の大腸を覗くと、ほとんどの方の大腸壁に炎症が見られるそうです。

◆非加熱のハチミツがグルコン酸を含みます

腸内環境を整え免疫力アップのために、ヨーグルトにスプーン一杯のハチミツをぜひお試しくださいね。
ただグルコン酸はハチミツ内の酵素によって作られますので加熱処理された蜂蜜では酵素は働かず期待薄です。
ハチミツに含まれる酵素は高温(おおむね60℃以上)では働かないのです。
グルコン酸は酵素の働きによってブドウ糖から作られます。
なので加熱処理はハチミツにとって負荷が大きいのです。
非加熱の蜂蜜がポイントです。

非加熱のハチミツの何がポイントなのか別のコラムでご紹介致しております
非加熱の蜂蜜は何が違うのでしょう

ヨーグルトと一緒にぜひ完熟非加熱のハチミツをお試しになってくださいね。
<ご参考>菩提樹のはちみつ

<国産・非加熱・完熟はちみつをお届け>
<花田養蜂園>