【ハチミツと筋トレ その1】筋トレ効果にハチミツがすごく貢献しますよ
筋肉をつけることは生活の質を高めます
筋肉のおかげで血流が増え基礎代謝量も増えます
見た目も筋肉をまとっている人は若々しく見えますね
最近では若い人だけでなく高齢者こそ筋肉が必要とも言われます
筋肉をつけ、けがをせず体を動かせることは大切ですからね
では筋トレの効果を高めるにはどうすれば良いのでしょうか
ポイントはハチミツとタンパク質の組み合わせです
ハチミツがいい働きをしてくれますよ
◆ハチミツとタンパク質がもたらすこと
筋トレのあとにタンパク質と一緒に糖分を摂ると効果が高まると言われます。
それは筋肉に必要なアミノ酸が2つの理由でより効率的に吸収されるからです。
どうしてタンパク質と糖分の組み合わせがアミノ酸の吸収を後押しするのでしょうか。
答えはすい臓から出されるインスリンにあります。
◆インスリンは三大栄養素全てに働きかけます
インスリンは血糖値コントロールであまりにも有名ですね。
なのでインスリンは血液中の糖分を筋肉に取り込み血糖値を下げるだけのホルモンだと思っておられるかもしれませんね。
確かにインスリンの血糖値コントロールの作用は強力です。
ですがインスリンは糖分だけをターゲットにするホルモンではありません。
三大栄養素である、糖分、タンパク質、脂肪全てに働きかけます。
糖分に対して | 血液中の糖分を細胞内に取込みます |
タンパク質に対して | アミノ酸を取込みタンパク質合成を促進します (反応しないアミノ酸もあります) |
脂肪に対して | 脂肪の分解を止めます コレステロールの合成を高めます |
ご覧になってお分かりの様にとにかくエネルギーを体に蓄えようとします(笑)
いつ栄養が摂れるか分からないので摂れる時に体に蓄えておこうと言った感じのホルモンです。
まるでお金をかき集め、できるだけ余計なことには使わないようにする財務省のようです。
もちろんそれが悪いことではなくむしろ必要なことなのですが。。。
◆ アミノ酸の摂り込みはハチミツが効果的です
タンパク質と一緒に糖分を摂ると、糖分に反応してインスリンが出てきます。
このインスリンが糖分だけでなくタンパク質が消化分解されてできたアミノ酸も細胞内に摂り込みます。
これがタンパク質と一緒に糖分を摂ると良いと言われるメカニズムの一つです。
特に骨格筋が必要とする必須アミノ酸(BCAA)はインスリンによく反応する必須アミノ酸です。
じゃ別にハチミツでなくても糖分なら何でもいいのでは?となりますよね。
普通の食事でも炭水化物から糖分は吸収されますし。
ところが実際にはハチミツがアミノ酸の摂り込みに効果的です。
それはハチミツの糖分はインスリンが反応するブドウ糖にすでに分解されているからです。
実際にアミノ酸がブドウ糖により効果的に吸収されていることを検証した報告があります。
少し長くなりますので、その2で続きをお話し致します。
その2では、
★筋トレ後の糖分が良い2つ目の理由
★砂糖よりハチミツが効果的な根拠
★筋トレ後の糖分補給の効果の大きさ
についてご紹介いたします。
その2の予告ですが、筋トレ後のハチミツは何もしなかった時の2倍以上の効果をもたらしますよ
その数字の根拠をご紹介しています
実は筋トレ後のハチミツが効果的な2つ目の理由は、ハチミツが良質な睡眠に導く理由にも繋がっています。
睡眠にご関心があれば別のコラムもご参考になさってください。
もちろん筋トレに良質な睡眠は大切ですから一石二鳥ですよ。
<ご参考>ハチミツと筋トレ その2
<ご参考>ハチミツと睡眠 その1
◆脂肪とインスリン(話はそれますが。。)
インスリンが脂肪に作用する点は要注意です
特に筋トレで体を絞ろうとされている方は。
ブドウ果糖糖溶液(もしくは果糖ブドウ糖溶液)が多く入っている飲料水を飲んだあと、もしくは飲みながら運動するのは控えた方がいいですよ。
ミネラルウォーターやお茶以外、ほとんどの清涼飲料水にはブドウ糖果糖溶液が入っています。
腸内環境を乱す原因ともなる異性化糖と呼ばれる糖分です。
一度ペットボトルの成分表をご覧になってください。
清涼飲料水の糖分に反応しインスリンが分泌されます。
すると脂肪は運動には使われずむしろ分解は抑えられます。
まずは肝臓などの糖分を使い脂肪が使われることはないです。
言葉を変えるとインスリンが多く出ている時は何をしても糖分は使われても脂肪はため込まれ分解されることはありません。
インスリンが出ている限り脂肪は決して分解されません。
つまり体を絞ることはできないということです。
ですので間食をしているといつもインスリンが出ている状態になりますのでダイエットには程遠いこととなりますね。
お気を付けください(笑)
ただマラソンはエネルギーの消費量が多いので少し状況が変わります。
30分も走ると体の糖分の蓄えが少なくなり血糖値も下がりいよいよ脂肪が分解されることになります。
このとき脂肪が分解されてできるケトン体はブドウ糖よりエネルギー量が大きくなります。
このケトン体が脳で使われるとお腹が空いているのに妙に頭がスッキリする、もしくは頭が働くという状態になります。
まさにランナーズハイはこの状態だと考えられています。
いづれにせよ筋トレにハチミツはその効果を高めるのにとても役立ちます。
ぜひお試しになってみてください。