ケチャップの赤い色は料理を明るく見せ食欲を誘いますね。
特に卵の黄色との組み合わせはとても見栄えが良く魅力的です。
しかも少し甘いところが満足感と共に元気をもらえます。
メインのトマトと玉ねぎ、にんにくなど身近な食材で作れます。
砂糖の代わりにハチミツでより体に優しい自家製ケチャップはいかがでしょう。

◆トマトの旨みグルタミン酸は優れ者です

トマトの旨み成分であるグルタミン酸はよく耳にしますね。
和食だと昆布に含まれ鰹節のイノシン酸とセットで美味しいダシが採れますね。
グルタミン酸はアミノ酸の一種で体内で大切な役割を担っています。
★例えば体内のアンモニアを解毒します。
★さらに解毒作用だけでなく神経伝達物質でもあります。
アンモニアはタンパク質の分解で発生しますので避けられない物質です。
これが脳や神経系に回るとダメージが大きいのでアンモニアの解毒はとても重要です。
もしくは細胞内に入ると体のエネルギー生成を行うミトコンドリアに悪影響を及ぼします。
さらにグルタミン酸はこのような解毒作用だけでなく神経伝達物質でもあります。
体が喜ぶ旨み成分が神経伝達物質というのも体のつくりの巧妙さに感心しますね。
グルタミン酸は体内で生合成することができるアミノ酸です。
なくてはならない大切な物だからこそ体内で作ることができるのかもしれませんが。
ですがトマトケチャップで旨みを感じながら補給するのもありですね。

◆ハチミツを使って体に優しく

いくつかコラムでハチミツと上白糖の違いについてお話していますがポイントは以下４つです。
★ミネラル、アミノ酸で砂糖よりコクが出る
★砂糖より甘さの感じ方がマイルド
★血糖値の上がり方がハチミツの方が緩やか
★ハチミツの方がダイエット向き
血糖値に関してはGI指標が砂糖91に対してはちみつ58です。
（シドニー大学　GI Search より）
血糖値については「ハチミツが血糖値を安定させる」
をご参考になさってください
またダイエットについてはハチミツのカロリーは上白糖の15％減です。
（100gでハチミツ329kg 上白糖391kg）
なおハチミツの甘さの感じ方は種類によって異なります。

◆ケチャップのレシピ

ホールトマト缶　400ｇ（トマト缶一つ）
玉ねぎ　　　　　1/4～1/2
ニンニク　　　　1～2片
水　　　　　　　100㏄
ハチミツ　　　　大匙２杯
お酢　　　　　　大匙２杯
お塩　　　　　　少々

①ホールトマトに刻んだ玉ねぎとニンニクを入れブレンダーで細かくします　
　もしブレンダーがなければ玉ねぎとニンニクをすりおろして混ぜます
②ハチミツ、お酢、水を入れて火にかけます
③沸騰後弱火から中火で水分を半分以下まで飛ばして出来上がりです　
　水分が減ると飛び跳ねますので火加減にはご注意を

各食材の分量はお好みでご調整ください。
甘めにされたり、お酢をもっと効かせたり、お塩を少し増やされたり。

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