◆鎌倉・浄光明寺の立派な菩提樹

お釈迦様がその木の下で悟りを開いたと言われる菩提樹。
なのでお寺の境内に植えられていたりします。
もっとも日本に持ち込まれた菩提樹はお釈迦様の悟りの木とは違う種類ですが。。
鎌倉はその歴史より多くのお寺が点在していますが、その一つ浄光明寺に立派な菩提樹の木があります。
このコラムに付けた写真がそれですが、何とも風格がありすぐ横の母屋殿に溶け込んでいるような自然な趣きが美しいです。

◆フローラルの香りを漂わせる菩提樹

菩提樹は6月が開花シーズンです。目の前の高さにも花が咲いていたので顔を近づけてみました。
よく甘い香りと言われますが、確かに柔らかく甘い香りを漂わせます。
基本はフローラル系の香りで、シトラス系やウッディ系の香りではなく柔らかい香りです。
ただローズの様な甘さではなく少し苦みを含んだ感じなのでラベンダーの様な優しい香りとも若干異なります。
ですが、「うん、いい香り」と思わせるまろやかな香りです。

◆自然の成合を映し出す菩提樹

菩提樹は大きな樹木なので多くの花が咲きます。なので蜜蜂は一本の菩提樹で多くの花蜜を採ることができます。
この菩提樹を訪れた時も、蜜蜂はもちろんその他の多くの種類の蜂や蝶、そしてハナアブなどが管理人のすぐ目の前で人の気配など気にせず花蜜を採っていました。
菩提樹が多くの生き物を育んでいる様をまさに見ている気分でした。
昆虫にエネルギーを分け与え、お釈迦様には悟りを届けた菩提樹は頼もしい存在です。

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小さな生き物が好み、そしてわき目も振らず集める菩提樹のハチミツを皆さんもお試しになりませんか。
ひょっとすると悟りがあるかも (^_^)

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