【ポリフェノールと腸内環境】腸内細菌はポリフェノールの吸収に大いに貢献しています
◆ポリフェノールは抗酸化性を発揮します
植物はいつも紫外線にさらされているので活性酸素にあらがっています。
アメリカのある長距離トラックの運転手がご自身の顔写真をアップされていましたが、いつも日が当たっている顔半分とそうでない顔半分ではしわや肌質が大きく違っています。紫外線に常にさらされている部分の老化が激しかったわけですね。
動けない植物にとっては死活問題なので、ポリフェノールを作り出し活性酸素に抵抗していると考えられています。
◆ポリフェノールは多くの種類があります
プロポリスの抗酸化性(その1)でもご紹介いたしましたが、主なポリフェノールは以下のようなものです。
◆ポリフェノールの吸収には腸内の酵素や腸内細菌の助けが必要です
抗酸化性が発揮され植物を守るポリフェノールですが、上にあげた食品をたくさん食べてもそのままでは残念ながら体に吸収されません。
植物に含まれるほとんどのポリフェノールは糖がくっついた形になっています。これを配糖体と呼ぶそうですが、この糖が邪魔をしてポリフェノールを吸収することができないのです。
くっついている糖の種類によって異なりますが、そこで活躍するのが腸内の酵素や腸内細菌です。
ここで酵素や腸内細菌が活躍しポリフェノールにくっついている糖を外してくれます。
この糖が外れた形をアグリコンと呼ぶそうです。実はミツバチが作るプロポリスはアグリコンの形で非常に多くのポリフェノールを含んでいます。プロポリスとポリフェノールについてはプロポリスの抗酸化性(その2)をご参照ください。
◆腸内細菌をサポートするためヨーグルトと蜂蜜をお試しください
腸内環境についてはいくつかコラムでお話いたしておりますが、体の免疫機能から脳とつながり自律神経への影響まで驚くほど重要な役割を果たしています。
その主役である腸内細菌、特にビフィズス菌と酪酸菌をサポートすることは肉体的にも精神的にも良い結果に導いてくれます。ヨーグルトでビフィズス菌を届け、一緒に蜂蜜を加えるとビフィズス菌のエサとなります。
ただ加熱処理した蜂蜜ではエサとして期待薄です。どうして非加熱の蜂蜜がビフィズス菌のエサになるのか?
それはビフィズス菌が喜ぶ蜂蜜をご参考になさってください。