コラム

2022.05.07ランダムノート

【プロポリスの免疫性2】プロポリスは植物由来のポリフェノールを高濃度で吸収できます

フランス ストラスブール

◆プロポリスは多くのポリフェノールを高濃度で含みます

プロポリスの免疫性1でもご紹介しましたが、ポリフェノールには多くの種類があります。
プロポリスはみつばちが樹木の若葉・新芽から作りますが、どのくらいポリフェノールを含んでいるのでしょうか。
プロポリスは採れる地域によってその成分は大きく異なります。
ですので一概には言えないのですが、例えば中国、南米産プロポリスには15サンプルのうち12サンプルで最低100g中22gのフラボノイドが含まれていたそうです。
(日本補完代替医療学会誌 第2巻 第1号 2005年2月 45-57)
この数字はとても大きいと思われます。例えば大豆に含まれるポリフェノールである大豆イソフラボンの量は農林水産省のサイトによると、100g中約250mgが平均値だそうです。
プロポリスはおおよそ90倍のポリフェノールを含んでいることになります。
ちなみに花田養蜂園のプロポリスはブラジル産です。

◆プロポリスは吸収しやすい形でポリフェノールを含んでいます

さらに先ほど引用した文献によると、もう一つとても大切な特徴をプロポリスは持っています。
それは植物の持つポリフェノールを吸収されやすい形で含んでいることです。
植物の持つポリフェノールはほとんどがそのままでは体に吸収されません。糖とくっついた形で吸収を邪魔するのです。
これを配糖体(グリコシド)と呼ぶそうです。
一方プロポリスは既に糖が外れた形でポリフェノールを含んでいます。なので体に吸収されやすいのです。
ちなみに、ポリフェノールが糖と離れた形をアグリゴンと呼ぶそうです。

◆プロポリスはポリフェノールだけではありません。ビタミンEも豊富です

人の体では活性酸素に立ち向かうのにビタミンCやEが活躍しますが、プロポリスにも同じ、いえ、それ以上の抗酸化作用が報告されています。
まずプロポリスはビタミンEを多く含んでいることが報告されています。
プロポリスは産地によってその成分の比率が異なるのですが、産地国が異なるプロポリスの抗酸化性を調べた文献があります。 (Oyaizu. M., H. Ogihara and Y. Fujimoto. 1999. J. Jan. Oil Chem. Soc. 48: 135-138)
それによると、どの産地でも抗酸化性があり、多くのビタミンEを含んでいるそうです。  
また最初に引用した文献では、ビタミンEが欠乏している時、プロポリスを口から摂取するとビタミンCの損失を防ぐことに効果があった別の文献が紹介(引用)されています。
まさにプロポリスがビタミンEの代わりに働いているかのようです。

コロナ禍で体の抵抗力を維持するためにも、プロポリスをビタミンCやEとともにサプリメントのひとつとしていかがでしょうか。
花田養蜂園ではプロポリスも取り扱っております。
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