コラム

2022.11.10ランダムノート

【プロポリスの優れた効果が脳を守ります】認知症だけでなくストレス対策にも

長野県茅野市より望む八ヶ岳

人生100年時代と言う言葉が聞かれるようになりました。
残念ながら健康な状態で他人の力を借りずに100歳を迎えるのは現状では容易なことではありません。
昔に比べ情報量が圧倒的に多くなり脳が処理する負担も重くなっています。
情報に振り回されそれがストレスとなってさらに脳に負担をかけたりします。
またスマホに向かい睡眠時間も短くなりますます脳はピンチです。
そのような負担が続くとじわじわと気が付かないうちに認知症の症状が表れるのだと思われます。
恐ろしい話です。
プロポリスの抗酸化性、抗炎症性が脳神経の保護に効果がある、と文献で報告されています。
今回はその文献をご紹介いたします。

◆はじめに

認知症はとても恐ろしい病気です。
治療薬がないことも余計に不安があおられます
ただ気付かないものの慢性病なので、ある程度の予防はできそうです。
今回はその予防手段の一つとしてプロポリスの効果をご紹介致します。

次の4つのポイントを順にご紹介致します
①プロポリス効果とその要因
②日本人高齢者への検証結果
③認知症予防へ役立つ根拠
④プロポリスの安全性

プロポリスがもたらす脳神経の保護は、対策が難しい認知症に対し頼もしい選択肢を示してくれます。

◆プロポリスと脳神経に関する文献

プロポリスを摂取すると脳神経にどんな効果をもたらすのでしょうか。
今回はプロポリス効果を脳神経に絞った文献をご紹介致します。

Can Propolis Be a Useful Adjuvant in Brain and Neurological Disorders and Injuries? A systematic Scoping Review of the Latest Experimental Evidence
(プロポリスは脳や神経の障害や損傷の補助剤として役立つでしょうか? 最新の実験による証しの体系的なスコーピングレビュー)
2021年9月

出所は NIH(National Institutes of Health: アメリカ国立衛生研究所)
医療ライブラリー(National Library of Medicine)

スコーピングレビューは過去の文献を検索し網羅的に検証することです。
ここでは過去10年間(2012年から2021年)の文献が検索されています。
検索では脳を保護し、神経障害やダメージを受けた時、プロポリスが利用可能かそれらに関する文献を調べています。

◆プロポリスがもたらす効果

最初の検索では3624件の文献が見つかったそうです。
この中から重複している文献や除くべき文献などをチェックし、最終的に66件まで文献が絞られました。

これらの文献は幾つかのテーマに分かれます。
今回は脳の認知機能とストレスについての5つのテーマにフォーカス致します。

テーマ割合(%)
解毒24
アルツハイマー9
認知改善6
神経炎症/痛み/ストレス12
うつ病&ストレスモデル9

主に動物実験(67%)での結果です。
文献の報告によると、プロポリスはこれら5つのテーマで改善効果を示しています。

つまり
★最も怖い認知機能の衰えを抑え
★ストレスがもたらす脳神経損傷を低減

ということです。

ではプロポリスの何が効果をもたらしているのでしょうか。

◆プロポリス効果の主な要因は抗炎症作用

プロポリスが5つのテーマに効果を示しているのは主に抗炎症作用がポイントのようです。
プロポリスはポリフェノールが凝縮された健康保管食品です。
このポリフェノールが体の炎症を抑える働きをもたらしています。

この抗炎症作用がもたらす具体的な効果として文献では以下をあげています。
★細胞膜を保護し毒性による悪化を防ぐ
★神経炎症・疼痛・酸化ストレスを軽減
★抗うつ作用が動物実験で示された
★海馬・前頭前野の細胞死を抑えた
★動物の認知機能障害を軽減
★アミロイドの蓄積の影響を軽減

特に
海馬の細胞死を抑えた結果や
アミロイドの蓄積の影響を軽減した結果
は認知症予防そのものです。

それでは上記の中で実際に人に検証した文献をご紹介致します。

◆日本人高齢者に対する検証結果

今回レビューされ採用された66本の文献の中で人に対する検証は対象者が合計246人です。
その結果はこれら全ての文献で、
プロポリスは高齢者の認知機能を改善した
と報告されているそうです。
認知機能のチェックは標準化されたテストで調べられています。

その中で日本人高齢者を対象にした文献をご紹介致します。

Cognitive Improvement and Safety Assessment of a Dietary Supplement Containing Propolis Extract in Elderly Japanese: A Placebo-Controlled, Randomized, Parallel-Group, Double-Blind Human Clinical Study
(日本人高齢者を対象としたプロポリス抽出サプリメントによる認知機能改善と安全性の評価;プラセボと無作為の二重ブラインド臨床検査)
2021年2月

出所は NIH(National Institutes of Health: アメリカ国立衛生研究所)
医療ライブラリー(National Library of Medicine)

ここでは平均66歳の68人を対象にしています
一日約0.4gのプロポリス抽出分を摂取します
期間は半年(24週間)です。

結果は言語記憶の改善が有意だったそうです
つまり記憶に関係する部分ですね。
この点は認知症対策で大切な意味を持ちます

◆言語記憶の改善と認知症予防の関係

認知症の初期症状はほぼ記憶障害です。
それも直前の出来事を覚えていません。
つまり脳内の海馬に障害が起こるのです

どうして海馬なのでしょう?
海馬はスマホのメモリーと同じで最初に情報が入る部分で機動性が求められます。
そのため脳内でも特に神経細胞が密集しています。
大きな国の大都市の空港のようなハブの働きをしています。

情報はいつも入ってきますから常に働き、そして密集しているため構造も入り組んでいます。
なので機動的なのですが、逆に言うと働き過ぎで最もトラブルが起こりやすい部分でもあります。

慢性的なストレスが海馬を痛めることになります
つまりまず記憶障害が発生します。

そこでプロポリスです。
言語記憶の改善はまさに認知症対策そのものです。
プロポリスの抗炎症性がストレスから脳神経細胞を守ってくれます。
さらに先にご紹介した通り悪質なたんぱく質であるアミロイドの蓄積影響を軽減します。
この点はローヤルゼリーの効果と同じです。

日本人高齢者へのプロポリスの検証結果はまさに認知症予防を示しているのです。

◆安全性についてのコメント

またこの文献は人に対するプロポリスの安全性についてもコメントしています。
今回の文献はプロポリスと脳神経に関する研究でしたが、脳神経分野に限らず他の分野でのプロポリス臨床実験も考慮して、
プロポリスは人に対して一般的に安全である
とコメントしています。

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