コラム

2022.11.09ランダムノート

【プロポリスの血糖値コントロール効果は本物です】多数の過去検証論文を調べまとめたご紹介です

河口湖 紅葉回廊

甘いものにはついつい手がでてしまいますね。
ですが別に甘くなくとも意外と糖分は色んな食品に隠れています。
ですので気が付くと血糖値が上がっていたりするかもしれません。
プロポリスの効用の中には血糖値コントロールも含まれます。
そんなプロポリスの効用についていくつか文献をご紹介いたします。

はじめに

プロポリスは血糖値コントロール効果をもたらす優れものです。
しかも糖尿病患者にもその効果は及びます。
今回はプロポリスの血糖値コントロール効果を医療系論文の報告を根拠にご紹介いたします。
ご紹介のポイントは以下の通りです。

糖尿病患者への検証空腹時血糖値が低減
HbA1Cが低減
健康な人への検証空腹時血糖値が低減
HbA1Cが低減
効果をもたらす使用量と期間効果を得るための
使用量:1日約1g程度
使用期間:3か月程度

HbA1cは過去1~2か月程度の平均的な血糖値の程度を表します。
これらのポイントは文献で具体的な数値で報告されています。

別のコラムでもご紹介していますが、ハチミツもローヤルゼリーも血糖値コンロトールにはそれなりの効果を示しています。
ミツバチが提供してくれる生産物としてプロポリスもまた天然の健康補完食品としてとても有力です。
それでは順にいくつか文献をご紹介致します。

なお今回ご紹介する文献の出所は全て
NIH(National Institutes of Health: アメリカ国立衛生研究所)
医療ライブラリー(National Library of Medicine)

です。

◆糖尿病患者での実験結果

まずは複数の研究を検討し総合的に判断するメタ分析の文献をご紹介致します。

The efficacy of propolis on markers of glycemic control in adults with type 2 diabetes mellitus: A systematic review and meta-analysis
(成人2型糖尿病の血糖値コントロールのマーカーに対するプロポリスの有効性について:系統的なレビューとメタ分析)
2019年6月

これは糖尿病患者に対するプロポリスの効果を2018年8月までの数多くの文献で調べた結果です。
医療系のいくつかの論文データベースで検索をかけ、その結果を検討しまとめた文献です。
ですので1本だけの文献結果ではなく総合的な結果報告です。

結果として合計373人の2型糖尿病成人が調査対象となっています。
プロポリスを摂取してもらい血糖値にどの様な影響があったのかまとめています。
そのまとめは以下の通りです

空腹時血糖値低減効果があった
平均的には -13.51 (mg/dl)
95%の人たちが -24.98~-2.04の低減効果
ヘモグロビンA1C低減効果があった
平均的には -0.52 (%)
95%の人たちが -0.94~-0.10の低減効果


検証結果が示す通りプロポリスは血糖値コントロールにポジティブな結果を示しています。
そこでこの文献は結論として

プロポリスの摂取は糖尿病患者(Ⅱ型)の血糖値コントロールに効果がありそう

と述べています。
もう少し検証が必要とも付け加えています。
あとこの検証では、プロポリスはインスリンの効果を高めることについては変化がなかった、とも報告しています

健康な人への効果も出ています

これまでご紹介した文献は対象者が糖尿病の方々です。
一方健康な方々を対象にした実験結果もあります。

Effects of Bee Propolis on FBG, HbA1c, Insulin Resistance in Healthy Volunteers
(健康なボランティアの空腹時血糖値、HbA1c、インスリン抵抗性に関するミツバチプロポリスの効果)
2021年9月

健康な34人が対象で一日1gのプロポリスを60日間摂取します。
そしてその後の数値を調べます。

空腹時血糖値 低減効果があった
平均で102から93へ低減
ヘモグロビンA1C 低減効果があった
平均で5.1から4.8へ低減

もともと健康な人たちなので特に必要のない話なのかもしれません。
ですが、血糖値コントロールのトラブルを未然に防ぐことができそうです。

あとこの検証では糖尿病の方々を対象にした時と同じ指摘があります。
プロポリスはインスリンの効果を高めることについては変化がなかった
とのことです

◆プロポリスもその量と期間がポイントの様です

先にご紹介した文献は過去の文献を調べた総括的な結論になっていますが、中には効果がないとの結果もあります。

Effect of Brazilian green propolis in patients with type 2 diabetes: A double-blind randomized placebo-controlled study
(2型糖尿病に対するブラジル産グリーンプロポリスの効果:二重ブラインドランダムプラセボテスト)
2015年5月

この文献では80人の糖尿病患者を対象に実験をしています。
ですがプロポリスは空腹時血糖値とインスリン効果について改善は見られなかった、とあります。

文献でも書かれていますが、恐らくこの文献がプロポリスの人への臨床実験の第一号だと思われます。
なのでプロポリスをどのくらいの量をどのくらいの期間摂取すれば効果が出るのか手探りだった可能性があります。

実際文献の中でも、
★もう少しプロポリスの量を増やし、
★期間を延ばせば効果があるかもしれない

とコメントされています。
実験では一日約0.2g強を8週間続けています。

ですがその後の色々な文献では
平均して一日約0.5g~1g程度を3か月ほど摂取しているケースが多く、その結果プロポリスの効果を認めています。
少なくとも糖尿病の方へはある程度の量と期間が必要のようです。

さきほどもお話した様に、今回の糖尿病の方々への検証結果は1本だけではなく複数の文献結果をレビューした報告です。
血糖値が気になられるようならプロポリスは一つの選択肢だと思います。
ただご紹介した文献のように一日0.2g程度だと効果はないようですよ。
お試しになられるのなら一日1g程度が目処のようです。

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