コラム

2022.11.09ランダムノート

【プロポリスの効用1 抗酸化性2】吸収されやすいポリフェノールがポイントです

長野県 美ヶ原高原

今回はその1からの続編となります。
プロポリスの効用のポイントは植物由来のポリフェノールにあります。
しかも一般的な食べ物より桁違いのポリフェノールを含んでいます。
抗酸化性は人の免疫機能においてとても大切なポイントです。
その抗酸化性とそれをもたらすポリフェノールの吸収についてその1より続けてお話致します。

◆プロポリスと食品のポリフェノール

その1でご紹介した通り最も多くポリフェノールを含む赤ワインやコーヒーと比べてもプロポリスのポリフェノール含有量は桁違いに多いのです。
その1でご紹介した数値は以下の通りです。
プロポリスは1g中30.28 ~ 145.24 mg
赤ワインは100g中230㎎
コーヒーは100g中200㎎
20の野菜は100g中0~49㎎
プロポリスの平均は1g中約90mgです。
なので100g中9gとなります。
赤ワインの約40倍含むことになります。
もっともプロポリスを一度に100g摂取するのは無理です(笑)
プロポリスの臨床実験では一日1g程度で検証されているケースが多いです。
たとえ1gでも野菜100gの倍の量が含まれています。

◆抗酸化性を調べるとは

抗酸化性はどの様に調べるのでしょうか。
酸化する不安定な物質はほとんどがすぐに酸化し周りに悪影響をまき散らします。
ですが中には不安定ながらもおとなしく酸化に向かう物質もあります。
この物質(DPPH)は酸化への変化がゆっくりしているので観察がしやすく酸化の実験にはよく使われます。
この物質に抗酸化物質をぶつけます。
するとこの物質の酸化しやすい部分が消え安定した物質になるのを観察できます。
この方法で抗酸化性があるのか調べることができるわけです。
さてプロポリスですがその1でご紹介した文献ではDPPHで検証した結果、高い抗酸化性を示した、とあります。

◆吸収されやすいポリフェノールの形

さらにプロポリスに含まれるポリフェノールにはとても大切なポイントがあります。
野菜や果物のポリフェノールは体への吸収率があまり高くありません。
植物のポリフェノールは普通は糖がくっついていて吸収が妨げられます。
人がこれを吸収するには腸内細菌の働きで糖を外してからとなります。
ですので別のコラムでもご紹介していますが腸内環境を整えることはとても大切なのです。
一方プロポリスに含まれるポリフェノールはほとんど糖が外れておりすぐに吸収される形になっています。
先ほどプロポリスに含まれるポリフェノールの量は多いと数字でご紹介致しましたが、実際に野菜果物を食べた場合と比べ吸収率が圧倒的に高いので効果のほどはさらに広がることになります。
ちなみに糖がくっついた形を配糖体(グリコシド)、
糖が外れた形をアグリコンと呼ぶそうです。

◆抗酸化は人の免疫機能の一丁目一番地です

いかがでしょうか。
人の体にとって抗酸化はとても大切です。
常に呼吸をし活動の中でストレスにさらされるわけですから、活性化した酸素によって細胞がダメージを受けるリスクは常にあります。
活性化酸素に常にさらされ続けていると糖尿病、動脈硬化、癌などの慢性疾患にかかりやすくなります。
ですから野菜、果物を意識して多く食べるように推奨されます。
一方でプロポリスはポリフェノールを
手ごろに
高濃度で
吸収されやすい形で
体に取り込むことができます。

◆プロポリスの安全性

別のコラムでもご紹介致しておりますが、プロポリス関連の臨床実験を取り扱った多くの過去論文をまとめた文献があります。
その文献によると各種臨床実験でプロポリスの安全性は確認されております。
ですので免疫機能を高めるにはプロポリスはお勧めですよ。

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